理念浸透でチームをアップデート 3年目のバスケPJT Vol.1
2022年度にスタートした、じげんが運営する3人制プロバスケットボールチーム「ZIGExN UPDATERS(以下じげんアップデーターズ)」。今年で3シーズン目を迎え、チームの勝ち数も年々向上してきている。
チームの本拠地は京都だが、その運営を支えているのは現地のスタッフばかりではない。広報・サステナビリティ推進室(以下広報)のディレクションのもと、有志メンバーによるプロジェクト(以下PJT)チームを組成し、東京本社からチーム活動を支援している。PJTは、部署も年次も年齢も異なる多様なメンバーが集まる社内でも珍しい組織。今回は、そんなPJTメンバーを代表して4名のメンバーに話を聞いた。(写真下段、左から両角・林・稲田・三竹)
社内のどこよりも多様性あふれる組織
じげんアップデーターズは、現在本社メンバーと京都オフィスの学生インターンが運営に携わっています。
立ち上げ当初からPJTに参加しているメンバーもいれば、最近入ったばかりの24卒メンバーもおり、中途・新卒問わず多様性あふれるチームです。
東京本社のPJTメンバーの仕事
東京メンバーは広報が旗振り役となり、中長期計画の立案、オフィシャルHPやECサイトの運営など、ビジネス全般をを担当しています。また、契約書締結や保険・出張手配などのバックオフィス業務も担っています。
PJTメンバーの普段の仕事
PJTメンバーは、全員がバスケ経験者というわけではありませんが、スポーツビジネスに興味・関心の高いメンバーが多く参加しています。所属している部署もバラバラのため、PJTで初めて一緒に仕事をするメンバーたちがほとんどです。
このPJTに参加しているメンバーに共通しているのは、じげんアップデーターズの活動に賛同し選手やチーム運営に貢献したいという想いと、本業では経験できない仕事に挑戦してみたいという好奇心がベースになっています。
メンバーに聞く、PJTでしか得られないやりがい
まずは皆さんが普段やられているお仕事と、PJTでの役割を教えてください
両角:私は住まいDiv.で売買物件情報サービス「イエイ」のセールスを担当しています。
PJTでは選手と毎月の2on1面談で選手から意見を吸い上げて、チーム運営に還元したり、ロスター選考会議などに参加しています。
稲田:私は普段は経営管理部の労務担当として、全社員の勤怠や給与管理業務を行っています。PJTでは主に遠征の出張手配などを担当しています。
アスリートフードマイスターの資格を持っていることもあり、不定期ですが選手の皆さんに飲食に関するアドバイスを送ったりしています。
林:私は求人Div.で「アルバイトEX」をはじめとする求人メディアのマーケティングを担当しています。
2023年に新卒入社したのですが、京都出身で、学生時代にバスケをプレーしていたこともありじげんアップデーターズには強い縁を感じています。PJTでは両角と同じく選手周りのフォローアップに加えて、じげんアップデーターズのビジネス企画などを担当しています。今はECサイトの立上げからマーケティング戦略と、ファンコミュニケーションにおける3ヶ年計画の策定に取り組んでいます。
三竹:私は林と同期で、普段はグループ会社の株式会社アップルワールドで「Travelist」をはじめとする旅行サービスのマーケティングを担当しています。林と同じチームで、選手とのコミュニケーションやファンマーケティングを担当しています。
実際にPJTに参加してみて、ギャップや難しさを感じるところはありましたか
両角:特にギャップはありませんでしたが、みんなの意見の落としどころを見つけるのが大変ですね。
ビジネスの場合は「前例」や「データ」など、参考になるものがたくさん転がっているのですが、このPJTでは、それらがほとんどない立上げからのフェーズなので、色んな情報を集めて毎回議論をしています。選手やインターンの学生、我々社員や経営陣と、色んな人がこのPJTに携わっていて、さまざまな価値観の中で、「三方良し」のところを見つけるのが毎回難しいなと感じています。
三竹:やっぱりコミュニケーションのところは難しさを感じましたね。僕らがやりたいこと、選手側がやりたいことの交わるところを見つけるのはもちろん、「ファンの方たちはどう思うか?」といった視点も大事になってきます。両角のいう「三方良し」の状態をつくるのは簡単ではなく、まだまだ模索中ですね。
本業のウェブサービスでは月間で1万人を集客してるのですが、どうしてもお客さまの顔が見えづらくなってしまいます。このPJTでは、その真逆をやらせてもらえて、それがすごく面白く感じています。選手やチームの魅力をファンの方々にどう伝えるか色んなアプローチを考えたり、「こういうやり方だったら選手にストレスなく実現できるかな?」といった顧客ニーズやインサイトを深く考え、答え合わせができるので、リアルなマーケティングをやっている感覚があり非常に学びが多いです。
今に至るまでは「大変だな」と感じることが多かったのですが、選手たちひとり一人の個性を理解できるようになってからは、特に面白くなりました。
両角:私も、選手とコミュニケーションをとるときは非常に楽しいですね。
運営側が考えていることや、選手にチームのスローガンが伝わっていると実感できたときは、バラバラだったものが合わさっていく感覚が持ててやりがいを感じます。
これまでは選手と面談をしていても、「こういう風にしたい」という意見が選手側からそんなに出てこなかったんです。今シーズンは試合を重ねていく中で、選手たちも少しずつ変わってきてくれている印象です。
例に挙げると、相馬選手は学生から社会人になったこともあって、チームのスローガンを軸にした彼の責任感というか、使命感を乗せた話をしてくれていることが増えてきて、私たちが日々伝えているチームの理念が選手にも伝わりつつあると感じて非常に嬉しいです。
バスケPJTだからこその経験についてお話がありましたが、おふたりはいかがでしょうか。
稲田:普段の仕事とは全然違いますね。私自身が、趣味で全国行脚することが結構多かったので、出張手配に関しては、そこで培った知見を生かせる+チームの助けになっているのは非常に嬉しいなと思います。一方でフード関連の情報発信は、遠隔なこともあり、なかなか選手たちの顔が見えないので難しさもありますね。
まだ手探り感もありますが、普段の仕事では得られない感覚はあります。
林:仕事の進め方が事業部側とは違いますね。
自分でアイデアを練って、その中で自分で意思決定をして、色んな人の合意をとって形にしていくことをあまり経験してこなかったので、PJTで経験できたのはすごく良かったと思っています。
学生時代から、元々スポーツビジネスをやりたいと思っていましたが、マーケティングの部分から携われることがとても楽しいです。
チーム運営を通じて、社外のスポーツビジネス関係者の方にお会いする機会もあったり、違う部署の同期同士でゼロから企画させてもらえたりと、事業部の仕事では得られないことがたくさんあります。楽しいだけではなく時に苦しいときもあるんですが(笑)、とってもやりがいがあると思っています。
三竹:PJT活動の一番面白いところは主体的に動けるっていうところですね。メンバーの数に対してやることが多いので、一人ひとりの裁量が大きいです。PJT責任者でもある広報室長が自分たちのアイデアや、やり方を尊重してくれつつも、やらせっぱなしで終わらせない。きちんとやるべきことをしっかりとフィードバックしてくださるので学びが多いです。
PJTメンバーの職種もセールスやエンジニア、デザイナーもいるので「やりたい」と言ったときに、施策から実装までスピード感をもって実現できるのが一番面白いですね。
経験や気づきを、本業のビジネスに還元できるのがPJTの良いところ
バスケPJTをしなければ得られなかった学びや発見はありますか
両角:私自身は、手元の仕事と似ていると感じるところはあって。選手の運営=マネジメントとすると、マネージャーになる前にマネジメント経験ができているのは、とても貴重だなと感じています。
みんなの意見を吸い上げながらチームを組み立てていくプロセスは、自分の仕事の練習の場になっていると思いますね。
三竹:本業とPJT、双方に生かせる部分があると思っています。私が担当しているサービスは初期の成長期を終えたフェーズに入っていて、ゼロイチではなく、8→10に持っていくような段階だと思っているんです。
対して、バスケは前例がまだないことが多くて、0→1、0.5→1.5にするようなフェーズだと思うんですよね。
これを経験できることはその時・その場にいないとできないものだと思います。8になった状態から逆には戻せないので、バスケのPJTに取り組みながら「Travelistがこのフェーズの時はどんなことに取り組んでいたんだろう?」と考えたり、逆に今の本業から学んだことから「じゃあ、今後アップデーターズが大きくなってきたときにはこういうことが必要になってくるよな…」と相互に気づきが得られています。
皆さんはじげんアップデーターズ2年目以降から参加いただいてますが、今シーズン感じているチームの変化などはありますか
林:PJT全体の変化でいうと、やれることがどんどん増えてきてるというか、武器が増えてるなと感じています。広報の皆さんや京都のメンバーたちが地道に現地で動いてくれたおかげで、どんどん地域の中でもチームの存在が確立されてきていて、1年前よりも関係者が増えてきていると感じます。地元の人間としてはとても嬉しいですね。
選手側だと、確実に今年から「面白い」「また見たい」と思える試合をしてくれていて、そこが自慢できるし純粋に嬉しいです。
去年はどちらかというと「応援者のひとりと選手」という関係だったところから、ひとり一人の個性を言語化できるまで距離は縮められたかなと。バスケへの純粋な思いに触れられるのは、PJTメンバーならではの特権ですよね。
三竹:選手の個性もですけど、PJTメンバーも個性を生かした配置に変わってきましたよね。役割が個々に見えてきたというか。
両角:色んな解像度がこの半年くらいでグッと上がって、色々会議をしてもバシッと決まるようになりましたよね。勝手に進むことがなく、みんなで合意をとれるようになった感じがします。
稲田:もっともっと、コミュニケーションが増えるとより運営と選手も遠隔だけど強くなっていく気がしますよね。「同じ釜の飯を食う」じゃないですけど、もう少し踏み込んでも良いような気もします。
三竹:今シーズンはじげん社員だけではなく、私が所属するアップルワールドや、株式会社リジョブ、名古屋拠点の株式会社三光アドなど、グループ会社の人たちもたくさん応援に来てくれていて、バスケを通してグループ間交流する機会も増やせたと思います。着実に、「アップデーターズの輪」が広がっている実感がありますね。
本当に、じげんアップデーターズはここからだと思います。今後はこれまで以上に、色んなステークホルダーと関わらざるを得なくなってくるじゃないですか。そうしたらもっと面白くなってくると思います。
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