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じげんのテック

ターミナルで列車を無限に走らせてみた

12.12.2022

目次

はじめに

じげんの比較メディアを複数運営しているパートナーソリューションDiv.でエンジニアをしている川路です。
普段の業務ではフランチャイズ比較ネットの保守、運用を行ったり、じげんTech blogの運営を行ったりしています。
本記事では、ターミナルで無限に列車を走らせる方法について解説します。
息抜き時や他のエンジニアの方との会話ネタになれば幸いです。

ターミナルとは

ターミナルとはOSで利用されるツールのことでPCに指示を出すことができます。皆さんが普段、マウスを利用して行っている動作は全てターミナル上でコマンドを打つことで行うことが可能です。
windowsではコマンドプロンプトと呼ばれています。

実行環境

使用PC : M1 MacBook Pro
OS : macOS Ventura(13.0)
ツール:iTerm2

今回の記事でわかること

本記事ではSLコマンドを用いてターミナルに列車を走らせる方法がわかります。さらに、エイリアスに設定して無限ループさせることで無限に列車を走らせることができます。

ターミナルで列車を走らせる

slコマンドのインストール

今回はmacユーザーを想定して書かれていますのであらかじめご了承ください。
lsコマンドに対するジョークコマンドとして作成されたslコマンドを使います。こちらは豊田正史さんによって作られたコマンドでUnix系OSのディストリビューション用に採用されたものです。(豊田氏のブログはこちらhttp://www.tkl.iis.u-tokyo.ac.jp/~toyoda/)
では、PC上に環境を構築していきます。

# slコマンドをでインストール
$ brew install sl

以上で準備は完了です。

列車を走らせる方法

安全な列車

安全な列車
実行するコマンドは下記です。

$ sl

環境構築も列車を走らせるコマンドも、1回で終わります。
なんとも簡単ですね。
そしてlsコマンドと似ているので、ls打とうとしたけどSL打ってしまったってことが起こりそうです。

助けを求めているみたいな列車

slコマンドは、オプションが用意されています。

# slコマンドをでインストール
$ sl -a

オプションをつけることで、助けを求めているかのような列車を走らせることができます。

エイリアスに設定して列車を無限に走らせる。

下記のコマンドをコピペして入力していくことで.bashrcにエイリアスを登録できます。
※注意点
slコマンドは途中で終了できません。
そのコマンドを無限ループで実行すると、そのタブのターミナルはコマンド実行後、使用不能になります。文字通り無限に列車が走り続けるのでそのタブだけ変数を設定していたり、過去コマンドを遡りたい場合などは注意が必要です。

$ vi ~/.bashrc
# .bashrcファイルの最後の行に無限ループでslコマンドを走らせるエイリアスを設定する。
alias sl='while true
do
  sl -a
done
'
$ source ~/.bashrc

さいごに

いかがでしたでしょうか?
アドベントカレンダーということで、技術ネタの記事を書かせていただきました。
ぜひ他の人に見せたり、息抜きに実行してみたりしてください。
じげんではQiita主催のアドベントカレンダー2022に参加しており、他にも様々な記事がありますので、ぜひこちらからご覧ください。
また、以前私が執筆した記事「新卒エンジニアが研修で学んだ事業立ち上げのフローと大事なこと」もありますのでぜひご一読ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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