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じげんのテック

Google広告のDSA(動的検索広告)とBigQueryによるKW入稿工数削減

12.13.2022

目次

  • はじめに(自己紹介)
  • 本記事のターゲット
  • 行ったこと
    • DSA(動的検索広告)とは
    • DSAの導入に至った背景
    • BigQueryを用いたKWの作成とDSAの入稿
  • 終わりに

はじめに(自己紹介)

はじめまして。
じげんの不動産領域サービスを展開する住まいDiv.で、賃貸情報サービス「スモッカ」のリスティング広告運用の担当をしております。22卒の梅津凌岳です。大学時代は体育会のサッカー部で、サッカー漬けの毎日を送っておりました。そんなサッカーマンが、膨大な時間を使う広告運用をBigQueryを使って完全に自動化して得たナレッジを共有したいと思います。入社1年にも満たない私ですが、温かい目で読んで頂けると幸いです。

「スモッカ」は不動産領域のプラットフォーム事業であり、リスティング広告を運用する上で「都道府県」「政令指定都市」「市区町村」のKWでは46,000程のKWがあり、それに加えて、ペット可や敷金礼金などのニーズが掛け合わさるKWとなると67,000程と非常に数が多く、管理していく上でも非常に複雑です。
今回は、GoogleのDSA(動的検索広告)とBigQueryを用いて、KW入稿の手間と運用の工数を削減した事例について、書いていきます。

本記事のターゲット

  • DSAを使用したことない方orこれから使用しようと考えている方
  • KW数の多い領域の広告運用をされている方。
  • 在庫数、商品数をリアルタイムで広告に反映したい方。

というように広告の担当者さんに向けた内容です。

行ったこと

DSA(動的検索広告)とは

Google 広告で配信できる検索広告の1種で、検索キーワードを登録する代わりに、対象となるページを登録して、動的に広告を配信する方法です。通常の検索広告との大きな違いは以下の通りです。

  • 見出し、遷移先URL、KWの登録が不要
  • Webページ を登録することで自動的に広告が作成、配信される
  • 広告の遷移先が自動で選定される

通常であれば広告の見出しと説明文を設定する必要がありますが、動的検索広告では見出しを設定する必要が無く、広告クリック後の遷移先も自動で選定されます。
※説明文は自分で設定します。

【DSAのメリット】

  • 関連性の高い広告見出しが動的に生成される
  • キーワードの登録では網羅できない検索語句にも広告が表示できる
  • 時間が節約できる

DSAの導入に至った背景

【競合の入札状況に左右されない】

理由としては、できるだけ競合の入札に左右されないようにするためです。
賃貸情報サービスと言えば、皆さん思い当たるサービスが2〜3つほどあるのではないでしょうか。スモッカよりも、認知度が圧倒的に高いサービスと競合してしまうため、入札金額だけでは勝負できません。
しかし、入札価格で勝てないから、もう手の打ちようがない訳ではありません。解決策としてはロングテールのKWを入稿することです。
KWは、主に3種類あります。

  • ビッグKW
    一般的に検索回数がとても多く、広い意味を持つKW。
    賃貸領域での主なKW例→賃貸、物件、部屋探し
  • ミドルKW
    ビッグKWとロングテールKWの間に位置するKW
    賃貸領域での主なKW例→市区町村×賃貸
  • ロングテールKW
    検索回数が少なく、明確な検索意図を持つKW。
    賃貸領域での主なKW例→市区町村×賃貸×間取り(1K,1DK,1DK)など

【ロングテールKWを入稿するメリット】

  • 競合が少ない為、上位に表示されやすい
  • 絞り込まれたKWの為、ユーザーの求めている物が表示されやすく、コンバージョンやクリックに結びつきやすい
    ┗ロングテールKWはKWとKWを掛け合わせたもので、KW数が非常に多くなり入稿、運用の手間となるため、競合が少なくなりやすく、競合の入札状況にも左右されにくくなります。また、絞り込まれているKWであるため、CVRが高くなりやすいです。

BigQueryを用いたKWの作成とDSAの入稿

【BigQueryを使ってすること】

①以下のクエリのようにWHERE句で毎日自動でデータが更新されるようにする。

②BigQueryでKWとURLを作成
③市区町村ごとの物件数を抽出
④物件数に応じて広告出稿の有無を自動で判定するカスタムラベルを付与

【DSAの入稿】

➄URLとカスタムラベルのみを抽出するシートの作成

⑥➄のシートをGoogle広告のビジネスデータにページフィードで登録し、毎日自動でインポート
⑦各広告グループに⑥のカスタムラベルを設定

以上でDSAの設定は終了です。
Googleの管理画面ではKW毎の運用ではなく、カスタムレベル単位で運用ができます。
ロングテールKWだと、広告を作成するにも、KW数、KW種類が多く対応に膨大な時間を必要としますが、DSAでは検索クエリに対して動的に広告を自動作成できるのでその手間も省けてしまうわけです。

終わりに

最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。
入社当初は、広告運用も、BigQueryの知見も経験も全くありませんでした。しかし、じげんには基礎から応用までを丁寧に教えて下さる社員が在籍していて学べる環境があったからこそ、今回の自動化が実装出来たと感じています。
ビジネスマン、マーケターとして更なる成長を遂げたい方は是非とも!じげんでチャレンジしてみませんか?


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