じげんの新しいリーダー像、「ビジネス」×「クリエイティブ」
2020年、4月より、にじげんの事業統括に就任した幸(ゆき)。大手教育介護の関連子会社で部長職まで上り詰め、2019年じげんグループのにじげんにフィールドチェンジした。彼がジョインしてから、にじげんの業績は右肩上がり。14期4Qの最高峰でもあるZEUS(社内MVP)複合賞を受賞。早期に活躍を見せた彼のこれまでのキャリアにフォーカスをする。
目の前のチャンスを掴み、常に前進してきた20代
幸さんのこれまでのキャリアを教えてください
学生時代、イギリスの音響専門学校に留学したこともあり、クリエイターを目指していました。卒業後は地元・大分の制作会社に入社し、ADとして雑用もこなしながら、わりと早いタイミングでテレビ番組やCMの制作に携わるチャンスを頂きました。体力的にキツい場面もありましたが、「クリエイターで成功する」という情熱を絶やさずに、企画・撮影・編集・音源など、何でも手がけました。
その制作会社に2年間弱勤めたのち、上京。大手健康食品・化粧品の製造・通販会社に転職をしました。今は当たり前になっていますが、当時はWEBで映像を流すというのが企業にとってもチャレンジングな時代。限られた予算の中で「1人で映像周りをなんでもできる」自身の強みを活かし、商品のプロモーション映像や主力商品のブランドページ制作から、最終的にはスマートフォンサイトのグロースやアプリの開発に企画から携わるなど、【映像制作】の枠を飛び越えた仕事をさせてもらいました。
ビジネスを伸ばす力を鍛え、30代はキャリアアップを目指す
お話を伺う限り、クリエイターとして順調にステップアップをされている印象です
いち映像ディレクターとして日々のやりがいや楽しさは感じていたのですが、仕事を通じて出会う業界の最前線で活躍されている方々を見て「この人たちのような目線で物事をみてみたい」と将来を考えるようになりました。未来を拡張させるために、クリエイティブ以外の「ビジネス力」を身に付けられる環境を求めて転職を決意しました。
その後、IT企業の飲食店向けのサービスを展開している事業部に転職をしました。
当時はWEBディレクターとして入社したのですが、自ら手を挙げてビジネスサイドにチャレンジさせてもらいました。数字を構造的に捉え、収益をシミュレーションし、分析して打ち手を出していく。いわゆるプロデューサー的な立場です。
大手教育介護企業に転職し、苦しい時期を経験
その後、転職し、5年ほど大手の教育介護の企業に入社されたんですよね?今まで経験された企業とは、少し毛色が違う領域ですね
IT領域に注力するタイミングだった大手教育介護企業の関連子会社に、WEB責任者として転職しました。入社後しばらくして経営企画部長に抜擢されたものの、当初は慣れないことばかりでした。経営企画・管理会計の実務や、コンプライアンス系のトラブル対応など、未経験な仕事の連続でうまくドライブできない期間が続きました。
業績も赤字、経験豊富なメンバーたちを活躍させることができず、組織コンディションも良好とは言えない…。なかなか厳しい環境でしたね。
クリエイター時代にはなかなか経験できないことだったのではないでしょうか
そうですね。それでも事業を黒字化させることに集中し、当時の社長や営業部長らと共に事業戦略の見直しや施策のPDCAを続けることで、最終的に黒字化することができました。
クリエイターだけではなく、ビジネスの世界においても修行期間は一定必要だと思います。そのような厳しい環境でも踏ん張り続けることができたのは、常に事業の向こう側にいる「ユーザー」を意識するものづくりのマインドが自分の中にあったからかもしれません。
プロダクトの向こう側にいるユーザーの「潜在的な欲求」をカタチにしていく
にじげんに2019年に入社されましたが、何が決め手だったのでしょうか
前職の職場もとても豊かで恵まれていた環境ではあったのですが、「自身のバリュー」をもっと活かせる環境を求めて、ゆるやかに転職活動を始めました。にじげんの前事業統括の者や、代表と会って話をしたことで、これまでの経験を活かしたキャリアアップが具体的にイメージできたのが1番の決め手ですね。
現在は、予想していた以上にやりがいを感じています。大手企業だと、決裁に1カ月かかることが、にじげんでは1分で決まってしまうこともあります。このスピード感は他ではなかなか感じることはできません。もちろん、未整備な部分もあり課題も次々に出て来ますが、「変化=成長している」と受け止め、楽しむようにしています。
にじげんの主力サービス、占い事業の今後について教えてください
今回のコロナ禍の影響で、生活環境がガラッと変わり不安を感じていらっしゃる方も多いと思います。外出規制も多少緩和されましたが、それでも「自宅でも楽しめるもの」のニーズは継続していくと捉えています。にじげんのサービスで、「不安が和らいだ」「誰かとコミュニケーション出来て嬉しい」と1人でも多くのユーザーに言っていただけるために、進化を続けていきます。
この度、電話よりも手軽な「クローバーチャット占い」サービスをスタートしました。電話占いサービスの「みん電占い」を使ってくださった方はもちろん、新しく知っていただく方にも愛されるプロダクトになるよう、設計にも価格にもこだわっています。
これから社会の変化のスピードはますます速くなっていくと考えています。そのような中でも常にユーザーニーズを捉えたサービスを、にじげんだからこそできるスピード感をもって提供し続けていきたいと考えています。