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CAREER

誰かの真似ではない、自分らしいリーダー像を追及したい

05.07.2025

株式会社CORDA(以下CORDA)は、じげんグループの中でユニークなTO C領域のサービスを展開している企業。その事業をけん引するのが、2020年に新卒入社をした斉藤。新卒入社後すぐに前身会社の株式会社にじげんに配属となった彼は、じげんでは比較的珍しいキャリアを歩んでいる。タイプの異なるマネジメントを部下として体験し、マネジメントする側となった今は、自分らしいリーダー像を模索している。今年で入社5年目。これまでのキャリアを振り返りながら、「自分らしい理想のリーダー像・組織像」について話を聞いた。

コロナ禍の新卒世代 苦しいキャリアスタートだった

斉藤さんのキャリア変遷を教えてください。

新卒入社してすぐ、グループ会社の株式会社にじげん(現 CORDA)の配属となり、電話占いサービス「みんなの電話占い」の新規顧客マーケティング担当からキャリアをスタートしました。今は事業責任者として、CORDA全体の事業を管掌しています。

これまでのキャリアを振り返ると、新卒1年目の秋から2年目にかけてが最も苦しい時期でした。入社した2020年はちょうどコロナ禍で、グループ全体の業績も落ち込んでいた時期でした。当時の私は右も左もわからない新人にも関わらず、フルリモート勤務からのスタートでした。頼る人もわからなければ、グループ会社ということもあり、同期とのつながりも少なく、周囲に相談できる人も限られていました。同時期に他事業部へ多くの先輩方が異動することも重なり、CORDAはマーケティングチームが少数体制になってしまったんですよね。

組織としての一体感を感じることができないまま、仕事を覚えていかなければいけないので、ハードな環境だったと思います。「新規チャネルを発掘しなければならない」 「目先の売上を上げる必要がある」上司から降りてくるオーダーに、知識も経験も足りない中で、応えるのは簡単ではありませんでした。試行錯誤を重ねながら新しいチャネルを自分なりに模索するものの、提案しては指摘され、何度もやり直す日々でした。
もともと負けず嫌いな性格もあり、その状況から逃げたいとは思いませんでした。今思えば、自分自身と向き合い仕事に対する精神力を鍛える、筋トレのような時間だったのかもしれません。とにかく諦めずに何でも取り組んでいましたし、あのときに培った粘り強さは、今の自分を支える大きな強みになっていると思います。

コロナ禍での入社式の様子

そんなハードな環境からのスタートの中、ブレイクスルーできた瞬間はいつ頃だったのでしょうか。

2年目になる直前だったと思います。新しいターゲット層にリーチを広げるために、インフルエンサー施策を試してみたんです。じげんグループでは当時インフルエンサーを活用した前例がなく、社内にはデータが全くない状態でした。まずはフィジビリティの高さを検証するため、自分たちで少しずつ施策を進め、「いける」と確信が持てたタイミングで本格的に導入することになりました。結果、サービス全体の集客が安定して、自分自身も手応えを感じられるようになりました。机上で悩むだけでなく、積極的に行動し、検証を重ねる習慣を1・2年目に培えたことは、今思えば良い経験だったと思います。

その他にも、自分で占いのコンテンツを作成し直接お客様に販売する、といった営業活動を行ったり、ユーザーへのインタビューをしたり、サービスに関わる皆さんとダイレクトにコミュニケーションをすることで、できる業務の幅も広がりました。
現場感覚を身につけることができたおかげで、マーケティングの施策を考える際も、ユーザーに対して解像度高く取り組めていると思います。


インフルエンサーを活用した「みんなの電話占い」の広告施策。

タイプの異なる上司から、「リーダー像はひとつじゃない」ことを学ぶ

その他に、新人時代のご経験で、今のご自身に活きていると感じることはありますか。

1年目と2年目で上司が変わっているのですが、異なるタイプの上司のもとで働く経験も非常に貴重だったと思います。1年目の時の上司はマネジメント経験が長い方で、「とりあえずやってみなさい」というスタンスで、比較的抽象的なアプローチをされる方でした。
一方で、2年目の時の上司は経営企画出身の若手の方で、非常に数字に厳しい方でした。徹底的に数値を管理し、結果に基づいてマネジメントをする方でした。2年目の当時、数字に苦手意識があった私は、それを非常に難しいことだと感じていました。とはいえ逃げるわけにはいかず(笑)、日々上司と「数字」を共通言語にしながらコミュニケーションを重ね、学び取っていきました。
そうしていくうちに、気付いたら数字に対する苦手意識がなくなり、数字の改善方法や、データの取り方・分析の仕方なども自然とできるようになりましたし、ひとつの施策に対して細部の数字までこだわり抜く姿勢も身に付くようになりました。

上司が変わった当時はすぐに順応できず、苦しいと感じる時期もありましたが、スケールを意識した施策の進め方、数値のこだわるポイント、長い目で事業やマーケットを見ることと、瞬間風速を捉える集中力の両方を学ぶことができ、それぞれの異なる視点が、自分の考え方やアプローチを柔軟にする助けになったと強く感じています。

その頃には成果もしっかりと出すことができるようになりましたし、少しずつ余裕ができて、視野が広がっていったと思います。組織の雰囲気もグッと熱量が増してきて、一体感を感じられるようになり、仕事が楽しいと感じるようになりましたね。
3年目には新規集客チームのリーダーとしてマーケティング施策・業務全体の管理を担当し、4年目にはプロジェクトマネージャーとなり、プロジェクト全体の管理を任されるようになりました。

マネジメントは難しいけれど、やりがいのある仕事

3年目以降は、キャリアを順調にステップアップされている印象です。マネジメント業務についてはいかがでしょうか。

マネジメント業務は大変ですが、やりがいは感じています。組織戦略や事業戦略を描くうえで人に関することを面白いと感じるので、じげんでは珍しいのかもしれませんね。私は学生時代から人や組織について興味があり、大学時代はカウンセラーとして活動していたり、コーチングの勉強をしていたこともありました。そうした経験が今の仕事に活きているなと感じますし、チームや個々のメンバーのキャリアをどう築いていくかを考えることが楽しいですね。

ご自身のマネジメントをされていたお二人のどちらかに似ている、と感じることはありますか。

どちらに似ているとは思わず、まだまだ、試行錯誤を続けています。
私はどちらかというと、人を引っ張っていくよりも、周りに合わせて行動する人間でした。今までは自分起点でチームを力強く引っ張るようなアプローチを取ることは少なかったのですが、最近は少しやり方を変えています。自分の言葉の背景にしっかりとした意図を持たせないとチームが主体的に行動をしていくことはないと思うので、決断した背景なども強く伝えるようにしています。

メンバーに以前、「考えさせてくれる人という印象を持っている」と言われたことがありました。ただ指示を出すのではなく、自分で考えて、結論を自分の中で出してもらうことも大切だと思っているんです。「なぜ自分が良いと感じたか」「なぜ、その結論に至ったのか」をしっかり言語化してもらうように心がけています。
自分の考えの根拠まで深掘りして向き合う習慣をつければ、きっと仕事にも活きると思うんです。

過去の上司へのリスペクトは持ちつつ、2人の真似事をしてもきっとうまくいきません。
自分らしいマネジメント、自分らしいリーダー像を模索する日々です。

新卒育成にも積極的にチャレンジ

じげんの新卒育成プロジェクト、「ネクストリーダープロジェクト」を2024年度はけん引されてましたね。新卒メンバーには日々どんなことを伝えていますか。

プロジェクトについては過去の記事をご覧いただければと思いますが、
新卒メンバーたちには「どういうふうに自分自身を成長させていくのか」という話をよくしています。「○○になりたい」「こんなサービスをやりたい」というゴールに対して、戦略的に勝ち進んでいく「HOWの部分」とそのロードマップを描くことの重要性を伝えています。
私の1年目・2年目の場合、自分の負けん気の強さをどう活かすのか、組織内で自分のポジションをどのように確立していくのか、1つ上の先輩にどうやったら勝てるのか…、そういったことを考えながら、自分の強みを活かして周囲とどのようにマッチさせていくかを考えていましたね。

ネクストリーダー研修の様子。
事業立案研修の企画~運営も行った。

なかなか新卒には難しいやり方かもしれないですね。

そうですよね。自分の強みを活かすためには、まずは周囲の人たちの強みを把握することが大切だと思います。まずは先輩たちを観察して、自分の中に少しずつ取り込んでいきました。分かりやすいスキルというよりは、もう少しソフトなスキル。先輩や上司の皆さんがすでに持っている、物事を見極めるポイントや情報の整理の仕方、コミュニケーションの工夫しているポイントなどを真似て、自分の弱点を自分の強みで補完するようにしていました。何者でもないからこそ、さまざまな強みを身につけられるはずなので、周囲を観察することから始めると良いと思います。

今後の斉藤さんの目標について教えてください。

私はこれまでリーダーをサポートする立場としてプロジェクトの進行管理やチーム間の調整を担当してきました。今後は事業責任者として、自らリーダーシップを発揮し、チーム全体を牽引していきたいと考えています。業績を強化することは当たり前で、それに加えてサービスに携わるメンバーが「ここで仕事ができて良かった」と思えるような、成長に繋がる環境づくりを目指しています。


株式会社CORDA 事業統括
斉藤

立教大学社会学部卒業後、2020年に株式会社じげんに新卒入社。

株式会社CORDAの前身企業、株式会社にじげんに出向。
マーケティングとしてキャリアをスタートさせ、2024年に事業責任者に就任。

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  • Jobs 【中途】《CORDA出向》SEOマーケター 

    summary
    • ポジション概要

      占い事業『みんなの電話占い』やインターネットメディア事業『Clover』等のサービスを提供しています。

      BtoC×エンタメ領域の「電話占い事業」及び「Webメディア事業」を展開している当社のマーケティング担当を募集致します。
      戦略からディレクションまで幅広くお任せし、既に多数のユーザー数を抱えるメディアにおけるグロースを担って頂きます。

      ■サービスについて
      みんなの電話占い(https://sp.minden.jp/
      合格率3.7%という占い師採用の難関を突破し、数多くの占術を兼ね備えた良質な占い師が多数在籍している点が特徴で、ユーザー数は7万人、累計鑑定数は40万人を超えております。

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      ■働き方
      メンバーの平均残業時間は20H、週4日のリモートワークも可能です。
      残業は45Hをオーバーを抑制する施策を取り入れており、フレックス・有給もかなり活用されており、ご自身のご都合で調整頂く事が可能です。

      ■キャリアパス
      まずはメンバーからご入社頂きますが、リーダー、そしてCORDAとしての事業統括そしてじげんグループの事業統括にも携わって頂くチャンスがあります。
      当社はまだまだM&Aを基盤とした拡大・成長を続けています。
      グループ会社から入社し、株式会社じげんのグループ会社の代表を務めている者もいます。

       

      ポジションの詳細・エントリーについては下部【この求人に応募する】よりご確認ください。

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      こちらをご覧くださいFAQ

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