2021年４月１日。
じげんには、９名（単体）の新入社員が入社しました。虎ノ門本社で執り行われた入社式は、新入社員と役員人事のみオフラインで集まり、全社員はその様子をオンラインで視聴するという形式となりました。

本日の入社式で、代表の平尾が新入社員へ贈ったメッセージをご紹介します。

Z世代の企業選び

（以下、平尾の祝辞より）

2021年度新入社員のみなさん、ご入社おめでとうございます。

昨年からのコロナウィルス感染拡大の影響は、私たちじげんにおいて創業以来の未曾有の出来事となりました。事業やサービスにおけるマーケット環境の変化はもちろんですが、緊急事態宣言の発出後、在宅勤務体制へ一気に舵をきって導入した全社リモートワークは、組織にとってとても大きな変化だったと実感しています。

不確定要素の多い状況でしたので、新卒採用をストップする事も検討しましたが、私たちじげんにとっての新卒採用は、経営戦略においても最重要と判断し継続することにしました。この度、皆さんをお迎えすることができて、大変嬉しく思っています。

皆さんZ世代は、VUCAな環境を身をもって経験しているからか、企業選びの軸が変わってきていると聞いています。企業選びの軸では、従来から「人」、震災後あたりから「社会貢献」が重視され、最近では「裁量権」が加わっています。皆さんはこの３つの軸でじげんを選んでくれたと認識しています。

信用＝Credit、信頼＝Trust

そんな皆さんへ、本日は「信用と信頼」についてお話したいと思います。

先日、ベンチャー企業の経営者が集まるカンファレンスに呼んでいただき、予防医学の研究者の石川善樹さん、ラグビーフットボール協会の中竹さんらと共に「組織のウェルビーング」というテーマのセッションに参加し、「信用と信頼」についてディスカッションをさせていただきました。

スポーツチームでも企業でも、成果を挙げる組織には「信頼の文化」があるそうです。
思い浮かべてみて欲しいのですが、なぜか信頼できる人っていますよね？反対に、信用はあるけど信頼はできないな、という人もいると思います。

信用というのは、「それまでの行為・業績などから、信頼できると判断すること。」一方で信頼は、「信じて頼りにすること。頼りになると信じること。」とあります。

この定義から導くと、皆さん新入社員はまだ社会からの信用は得られていないと考えられます。これは、学生ベンチャーを経営していたときの自分もそうでした。

コロナ禍という未曽有の時代において、じげんというベンチャー企業を選んでくれた皆さんは「成長しよう！」という意欲のある人たちだと認識しています。意欲のある将来有望な若者として信頼し、裁量を渡していくつもりです。ぜひ早期に仕事での実績をあげて、より一層信頼し合える組織を目指していけると嬉しいです。

じげんは今年度で創業15周年を迎えます。創業以来のひとつの節目として、様々なチャレンジやサービス方針の転換を図っていく年になります。新卒採用も2011年からスタートしてから10年目の記念すべき年となりました。

Z世代の皆さんの活躍を心から期待しています。一緒に頑張っていきましょう。

※入社式参加者はコロナウイルス感染防止対策を徹底した上で、記念写真撮影時のみマスクを外しております。