じげんの新入社員研修レポート 20卒が研修で学び得たこと
2020年4月、20年新卒新入社員10名は、新入社員研修を修了いたしました。
今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、新卒研修の大半をリモートで実施することとなりました。リモートネイティブ第1期生となった彼らがこの研修で得られたこととは?アンケート結果を交えて、じげんの研修の神髄をお伝えします。
じげんの新卒研修に込められた想い
新卒採用をスタートしたときから変わらない、若手社員に伝えたい想い
じげんはこれまで「社会の問題を解決する事業家集団となる」という組織ビジョンを掲げ、成長を続けてきました。
独自の技術やスキルを持ちつつも、 起業家マインドを持ち合わせている人材が「事業家」であり、職種を問わず当事者意識を持ちながら個々が事業成長に貢献する集団でありたいと考えています。
その中でも新卒入社社員に対しては、「事業家として事業や経営を牽引する存在となってほしい」という期待を持っています。そのため、じげんでは新卒研修を「早期に事業家に成長するための土台作りの機会」と位置付けています。
事業家として成長するために必要な要素は多岐にわたりますが、その中でも新卒研修では
①成果にコミットするマインドを醸成すること
②個人だけでなくチームで役割分担しながら成果を出すこと
③社会人としての基礎力をつけること
の3つに焦点を当てています。
上記の力をつけて配属後にスピーディーに成果を出せるようになることを目標に掲げ、
インプット/アウトプットをバランスよく行うプログラムを実施いたしました。
最終日にはアウトプット評価を元に、個人MVPとチームMVPが選出されました。
2020年度のプログラム(約2.5週間)
実際に行われた研修は大きくは以下の通りでした。
インプット | ・会社概要、ビジネスモデル概要 ・各部署 責任者より部署・役割説明など ・各職種基礎講座(マーケティング・エンジニア・ディレクター) ・ビジネスマナー |
アウトプット | ・新規事業立案ワーク ・サイト制作ディレクションワーク ・マーケティングワーク |
事業家マインドを体感する「新規事業立案ワーク」
じげんが非連続の成長を遂げてきた理由のひとつである「事業創造力」を体験するため、
グループに分かれて新規事業立案の課題に取り組みました。
審査員は代表 平尾をはじめとする経営陣。
メンターとして事業責任者やマネージャー、若手社員がサポートします。
お題には営業利益の目標額が指定され、審査の際には「実現可能性があるか」を重視して評価。
机上の空論ではないリアリティのある提案が求められました。
短期間で集中するからこそ、濃密な学びを得る
短期間でのプレゼンテーション、慣れない業務、リモートでのコミュニケーション、関係性が構築されていない中のチームワーク。
彼らは柔軟にそのハードルを越えていき、全方位からフィードバックを受けながら形にしていきました。
▼実際に制作した計画書の一部。
研修を通して自分の力量を知り、日々内省することで成果へつながることを実感
Q1.研修を通して、具体的にどういった変化がありましたか?
- 勝つことに執着する姿勢はより一層強くなった。事業部の数値を見たことで、売上・利益をしっかり出さないといけない、そのためにも、苦しい状況から逃げ出さず勝ちにこだわらないといけないと感じている。
- インターンをしていたこともあり、それなりに成果が出せると思っていたが全くそんなことはなかった。良い意味で、自分には全く力はなかったことを自覚させられた。また1から学ぶ気持ちで、常に自分に向き合い、結果を出せるように熱量を持ってアクションしていこうと思う。
- 毎日内省をするようになった。研修以前は内省ができておらず同じミスを繰り返してしまうことがあったが、現在は昨日の自分から0.1%でも成長できるよう、今日は何を学んだか、何ができなかったかを洗い出し、次の日にはクリアできるように意識して行動している。
全方位からの「フィードバック」が彼らの成長を加速させる
Q2.何を通して、その変化は得られましたか?
- 入社時からリモートワークで、はじめは遠慮してアウトプットの総量を出せずに妥協していた面があったが、新規事業立案ワークのフィードバックで意識が変わった。コミット・アウトプットの総量が成果を最大化するということを痛感し、スタンス面でのコミット具合が大きく成長したと思う。
- 新規事業立案ワークの経営陣のフィードバック。新卒研修前後では、結果へのコミットに対する意識がより一層強くなった。
- 研修中の日報の習慣が配属後とても役に立っていると感じている。メンターや他の社員のみなさんから、目標の設定の仕方、構成の仕方、コミュニケーションの取り方など、様々なFBを頂いた。毎日生まれる課題や疑問点を改善し、次の日には昨日よりも少し前に進むということを意識するようになった。本配属後は、インプットとアウトプットの繰り返しとなっている。自分の業務に対する課題や学びを配属前に整理できたことは非常に良かったと感じている。
経営陣からの強いメッセージが、「事業家マインド」に火を点けた
Q3.印象的なフィードバックを教えてください。
・事業はロジックだけでは成り立たない、リアリティを持つようにする。
・勝利に向けて最短でゴールを目指せていたか。
・本気でやりたいかどうか。その事業をやりたい意志が強い人がリーダーシップを張れば良い。
じげんでは事業を考える際に、参入するマーケットが成長市場にあるか、事業の蓋然性があるかを大切にしています。
机上の空論ではない、手触り感のあるリアリティを追求することが事業づくりには必要であることを、経営陣から強くメッセージしていました。
取り組むスタンスとモチベーションが、仕事の質を変えていく
Q4. 研修の学びで、配属先で生かせていることがあれば教えてください。
(複数回答可)
- 経営陣を含め、先輩社員から色々な考え方や仕事への姿勢など多くの学びをいただけたことで、自分の思い通りにいかないときなどにそれらの言葉を思い出し、奮い立たせることができている。
- マナーなどはもちろん仕事の取り組み方を学べたこと。先輩の時間をいただく意味、仕事をする上での考え方は意識するようになった。
- 新卒なので、まわりの社員と営業スキルや業界知識で大きな開きを感じているが、ビハインドがある中でも自分の強みを生かして成長するというマインドで取り組めている。
- 表面的な数字ではなく、その数字の裏側にある背景や意味を捉えることを意識するようになった。表面的な事業理解ではなく、細かなところまで、事業の解像度を上げることが重要だと認識したので、経営会議や事業責任者のとのコミュニケーションにおいても、出来るだけ情報を引き出し、事業理解に努めている。
じげんで事業家になるために重要なことのひとつとして、「健全な修羅場を経験する」という考え方があります。
「修羅場」と言うと聞こえは厳しいかも知れませんが、自分がビジネスの難易度の高い局面に立ち打開することで、事業家としてのキャリアの幅が広がると考えています。今回の新卒研修では、経営陣や事業責任者からの高いレベルの要求に応え続けるという「健全な修羅場経験」を疑似体験しました。
20卒は事業家として事業や経営を牽引する存在になるための道をまだ歩み始めたばかりです。
研修での気づきや学びを糧に、今後も大いに力を発揮してくれることを期待しています。