今回は、2023年に新卒入社し、２年目で社内MVPを受賞した加藤（住まいDiv.マーケター）と馬越（経営戦略部）が登場。彼らが日々の仕事にどう向き合い、何を原動力に成長してきたのか。そしてMVPという評価をどう受け止め、いま何を目指しているのか、リアルな言葉で語ってもらいました。

入社から２年、それぞれが語るMVP受賞とこれまでの歩み

はじめに、お二人の業務内容について教えてください。

加藤：私は、入社1年目から住まいに関するサービスを取り扱う住まいDiv.に所属し、賃貸情報サービス「スモッカ」のマーケティングを担当しています。

１年目はスモッカのアプリ集客をメインで担当し、２年目からはリスティング広告やSEO施策など、アプリチャネル以外の領域にも携わっています。また売上につながるアクションプランの設計からプロジェクト管理など、「事業企画」にも２年目以降は携わっています。

馬越：私はコーポレート部門の経営戦略部に所属しています。

１年目は経営企画の業務が中心で、取締役会に提出する資料の作成や、管理会計での予実管理、週次報告資料のとりまとめなどを担当していました。
２年目からはM&Aに関わる業務をメインで行っています。当社では、自社のソーシング（自社スコープに合う企業をリストアップしてアプローチする）を行う業務と、M&Aの案件に係るスキームの検討からクロージングまでを担当する、エグゼキューションと呼ばれる業務に分けており、その両方を担当しています。

お二人は入社２年目で社内MVPを受賞されましたね！受賞されたときの率直な気持ちを聞かせてください。

加藤：正直に言うと、「自分のやってきたことを肯定できた」と思えた瞬間でした。

じげんに入社してから、目の前の業務に取り組むことに必死で、自分で選んだキャリアが自分にとって正しいものかどうか、確信が持てないまま走り続けているような感覚がありました。
今回MVPという形で評価してもらえたことで、「この道を選んでよかった」とようやく胸を張って言えるようになった気がします。自分にとって、すごく大きな意味を持つ出来事でした。

馬越：私は素直に嬉しかったですし、なにより周囲の方々への感謝の気持ちが大きかったです。

M&Aは、社内外の様々な方を巻き込んで進めなければならなりません。私は自分のリソースをM＆Aのプロジェクトに100％投入できる立場にあるのですが、関係者の多くはそうではありません。だからこそ、誰よりも本気で取り組まなければ、プロジェクトに関わる皆さんと信頼関係を構築することはできません。自分より年上の方ばかりのプロジェクトではありますが、自らが率先して旗振り役を演じリーダーシップをとることを、常に意識して行動してきました。

この２年間を振り返って、成長したと思うエピソードや、印象に残っている出来事はありますか。

馬越：１年目は「与えられた仕事をこなす」感覚が強かったのですが、２年目からは「自分で仕事を取りに行く」意識に変わりました。プロジェクトにおいて重要な意思決定にも関わるようになり、視座が一段上がった感覚があります。

当たり前ですが、M&Aは案件ごとに全く内容が異なるため毎回新しい学びがあります。大変ですが、その分大きなやりがいと面白さを感じています。

加藤：私は、「組織の再編成」が自分を成長させてくれたと思います。
入社時からお世話になっていた上司が、私が２年目のときに退職することになりました。身近な相談相手がいなくなることや、経験豊富なメンバーが少なくなることはとても不安でしたが、みんなで力を合わせてこの１年で新しいチームとして新しい組織を作り上げてこれたと思います。

それまで上司に任せていたことを、チームメンバーで仕事を分け合う形に変え、それぞれの得意分野や担当領域で補完し合うようになりました。

住まいDiv.のマーケチームは年齢も近く、もともとフラットな雰囲気なので、率直に意見を言い合える関係性は自然に築くことができました。仲が良い分、緊張感も今後必要になってきますが、物事に対してしっかり議論ができる土台が整ってきたと思います。

チーム内のサポートし合う文化を、私自身も含めたメンバー全員で創ってこられたと感じています。

目指すのは、価値を生む仕事と誇れるサービス

お二人の日々のモチベーションの源泉はなんでしょうか。

加藤：自分のアイデアや発想が施策として落とし込まれ、それが数値として返ってくる瞬間に、楽しさややりがいを感じます。「この仮説、当たってたな」と、全体像を描く中で思いついたアイデアがパズルのようにハマったときは特に嬉しいですね。

そうした数値目標の達成感もモチベーションのひとつですが、私の一番の原動力は「人」だと思います。周りのメンバーや上司、後輩に対して、「期待に応えたい」「いい姿を見せたい」という気持ちが強いです。

今はチームのリーダーとして自ら施策を進めつつ、チーム全体も見ていく立場だと思っています。任された責任や役割に対して、義務感や使命感を持って向き合う中で、その過程の中に楽しさややりがい、成長を感じています。

馬越：私は、M&A案件が無事にまとまったときの達成感ですね。MVPを受賞できたのも、自分が中心となって進めていたプロジェクトをしっかり着地できたことが大きかったと思っています。
案件がクロージングできたときの安心感と、「ここまでやってきてよかった」と思えた達成感は、今でも忘れられません。

正解を作りにいかなければならない、答えのない難しさがありますが、その分喜びは格別です。また、知らない業界・領域と出会えるワクワク感を得られる点も、自分の好奇心が掻き立てられ、仕事の原動力のひとつになっています。

MVP受賞を経て見えてきた、今後挑戦していきたいことや、目指している姿があれば教えてください。

加藤：「これで安心」という感覚ではまったくありません。ようやくスタートラインに立てたという気持ちです。本当の勝負はこれからだと思っています。

私が今後チャレンジしてみたいことは、大きく３つあります。
１つ目は、マスマーケティングへの挑戦。２つ目は、事業部側の立場からM&Aなどの事業にインパクトを残せるプロジェクトに携わること。そして３つ目は、toB（クライアント側）への関与です。これまではtoC（ユーザー側）の施策が中心でしたが、今後はクライアントサイドからプロダクトや提供価値をアップデートしていく取り組みにも挑戦していきたいです。

馬越：私にとっても、MVP受賞は「通過点」です。ゆくゆくは事業部で、ハンズオンで事業をグロースさせたいと思っています。

M&Aは「プロジェクトが完了したら終わり」ではなく、「その後どう事業成長を実現させるのか」が重要だと感じています。だからこそ、「じげんと一緒になってよかった」と思っていただけるように、じげんにジョインした後のフェーズまでしっかり見届けていきたい――そんな目標があります。

加藤：最終的には、市場においてトップシェアのサービスをつくりたいと思っています。街中で「あのサービス知ってる！」と言ってもらえるような、堂々と自分の仕事を語れるプロダクトを生み出したいですね。

やっぱり、No.１のサービスかどうかで、組織全体のモチベーションって変わってくると思うんです。「これをやってるんだ」という誇りを持てるかどうかは、大きいなと。

じげんは多岐にわたるサービスを展開しているのが強みですが、「あのサービスの会社」として広く認知されることで、社員の誇りにもつながると思いますし、私自身もそれが実現できたら嬉しいです。

今取り組んでいるサービスでも、新しいサービスでも、形は問いませんが、「ナンバーワンのサービスをつくること」——それが、今の自分にとっての大きな目標です。