社内MVPを2四半期連続受賞!少数精鋭組織から学ぶ、強くてしなやかなチームづくり
じげんでは、四半期毎に優れた実績をおさめた社員をMVPとして表彰している。その四半期MVPを、ライフサポートDivision(以下ライフサポートDiv.)のエネルギー部門である「エネルギープロジェクト(以下エネルギーPJT)」のメンバーが、2四半期連続で受賞した。
「エネルギーPJT」では、プロパンガス(LPガス)会社の料金比較ができる「エネピ」、太陽光発電設置費用の見積もりを一括依頼できる「グリエネ」の2つのサービスを運営している。どちらも、従来は不透明だったエネルギー関連の価格を、ユーザーが透明性高く比較検討できるサービスだ。今回はそんな「エネルギーPJT」より、Division Managerの今村(写真中央)、16期4QMVPの清水(写真左)、17期1QMVPの伊東(写真右)の3人に話を聞いた。
一気通貫で連携し、それぞれの役割を互いに最大化させる少数精鋭組織
まずは皆さんのこれまでのキャリアと現在の業務内容について教えてください。
今村:私はアイアンドシー・クルーズ社(ライフサポートDiv.の前身企業)に新卒入社し、エネルギー資材のセールスからキャリアをスタートしました。メディア事業をいくつか経験した後、「エネピ」立ち上げ直後にチームジョインして、今に至ります。
現在はライフサポートDiv.のDivision Managerとして、「エネピ」「グリエネ」の2サービスの事業責任者を務めています。
清水:私も今村と同じくアイアンドシー・クルーズ社に新卒で入社しました。1年目からずっと「エネピ」に携わっています。業務内容は、主にコールセンターの統括です。メンバーのマネジメントや、サービス全般のフローの設計や改善等を行っています。
伊東:私は2021年12月にじげんに中途入社しました。新卒で入った会社ではマーケティングのコンサルタントに近い仕事をしており、ご縁があってじげんに入社しました。
現在は、エネルギーPJTで「グリエネ」と「エネピ」の集客業務に携わっています。
「エネルギーPJT」が手掛けるサービス「エネピ」と「グリエネ」についてもう少し教えてください。
今村:「エネピ」とは、プロパンガスの料金比較サービスとして、プロパンガス料金が月々いくら削減できるかのシミュレーションをご案内しています。気に入った会社があれば、その会社との契約も無料サポートで行なっています。
「グリエネ」は、太陽光発電や蓄電池、オール電化の導入を検討されている方に向けたサービスです。最大5社の販売施工会社をお客さまにご紹介することで、見積もりの複数比較をしていただけるサービスです。
このふたつのサービスは、光熱費を中心としたエネルギー領域にて、じげんの理念でもある「生活機会の最大化」を体現するサービスです。
どちらの業界も、これまでは金額や商品・施工の仕方など「情報のブラックボックス」が多い風潮があり、特にガスは「この町はこのやり方だから」という形で選択肢がお客さまに与えられていないようなケースが多い業界でした。
そこに「エネピ」が風穴を開ける形で、情報をオープンにし、ひとりひとりのライフスタイルに合った料金プランやガス会社様との接点作りをお手伝いしてきました。
情報をオープンにすることでお客さまのニーズもオープンになり、お問い合わせが増え、これまでできていなかった集客を我々がサポートすることで、クライアント(ガス会社)も喜んでくださっています。
「エネルギーPJT」では、どのように役割分担して業務を進めているのでしょうか。
今村:「エネルギーPJT」の中では、【集客】【マッチング】【セールス】と大きく3つのチームに分けて役割分担をしています。
【集客】はさまざまな広告チャネルを駆使するマーケティングメンバーが、興味・関心の高いお客さまを集める役割を、【マッチング】はサービスを通じて問い合わせしてくださるお客さまと掲載クライアントをマッチングさせる役割です。
【セールス】はクライアントの対応が主となります。
ライフサポートDiv.自体は40名を超えるじげんの中でも大きな組織ですが、エネルギーPJTはその中でも10名もいないコンパクトな組織です。
誰かの取り組みがひとつだけうまくいっても事業はうまくいきません。小さい組織だからこそ、連携を密にすることを大切にしています。
「エネルギーPJT」のメンバーがMVPを2四半期連続で受賞されましたが、勝因は何だったと思いますか。
今村:どこの部署も予算がストレッチしている中で、売上も利益もしっかり残せたことが大きかったと思いますね。
私も自信を持って2人をMVPに推薦しました。
先ほど申し上げた【集客】【マッチング】【セールス】3つのチームがそれぞれ事業を良くするために連携し、サービスのフローを意識した上で自分のミッションを最大化できたのも勝因かと思います。
強いサービス愛と仕事を楽しむ姿勢が、結果的に予算達成へと導いた
予算達成をするために、特に注力されたことについてもう少し詳しく聞かせてください。
清水:特に何かを頑張ったというよりも、ただただ「サービスを良くしたい」という一心で着実にやってきたことが、やっと結果として表れたように思います。
ただ、数字をすごく意識するようにはしていましたね。
これまで取得しづらかった、アルバイトメンバーのパフォーマンスなども細かく数値化し、PDCAを回すようにしていました。
毎年の課題として、問い合わせが増えても、マッチングするリソースが足りないという状況があったので、1年くらい前から数字を徹底的に分析し、施策として開発を進め、成果を残すことができました。
「ただただサービスを良くしたい」とのことですが、そこまでサービスに対して真摯に向き合えるのはなぜでしょうか。
清水:「自分たちのサービスが誰よりも好き」だというのが1番ですね。
成果報酬型のビジネスモデルなので、「何がお客様にとっての価値なのか、我々の成果なのか」が明確です。
ごまかしたり、嘘をつく必要がない。サービスの改善が、成果に直結します。
「エネピ」は私が新卒入社して、共に成長してきました。赤字の頃からずっと携わってきたこともあり、愛着もひとしおです。
だからこそ、よりサービスをもっと強くするために、改善しなければならないところは改善して、もっともっと良くしたいと純粋に思っていますね。
今村:私もサービスの1番のファンだと思っています。
業界にとっても意義があることをやっている自負があるので、使命感もあります。
正直苦しいときもありましたが、逃げずに誠実なことを正直にやり続けた結果、今は事業の成長に繋げられたことがチームの自信にもなっています。今よりさらにサービスを良くして、サービスをご利用になるお客さま、クライアントの皆さんが満足いくサービスを追求していきたいですね。
おふたりともサービス愛がとても強いですが、そこまでサービスを愛し、仕事を楽しめる理由は何ですか。
今村:スタートは、当時の上司が「正しいことをやろう」という姿勢だったからだと思います。
そのために経営者とぶつかる場面も見てきましたが、そのおかげで[ビジネス上正直にやらなければいけない部分]と、[経営的な視点]の両方がわかるようになりました。
上司の背中を見て、バランスの取り方を鍛えられた気がします。
そういう紆余曲折があったからこそ、今丁度良いバランスを見つけられてきているのだと思いますね。
中途入社した伊東さんは、これだけサービス愛が強い組織の中に入るとき、少し戸惑いもあったのではないでしょうか。
伊東:そう思いますよね(笑)。
それが全くなく、私は私でのびのびとやらせていただいています。
入社当初からすぐに数字を伸ばした!ということはもちろんなく、「エネピ」の数字とにらめっこしながら、今村に相談に乗ってもらったりしている時期を経て、需要期のタイミングに重なる形で仕込んでいたものがうまくマッチし、数字がどんどん改善されていきました。
早期に結果を出すことが出来て、仕事が楽しいと思えたのが良かったのかもしれません。
まだまだ2人には敵いませんが、成果が出て以降はどんどん「エネピ」が好きになっていきました。
途中から「グリエネ」の運用も任せてもらい、2つのサービスに愛着がより一層出てきて、もっと伸ばしたいと心から思っています。
「ただ仲が良い」だけではない、常に刺激し合い、共に成長できる関係性
皆さんとても仲が良く、雰囲気も良いですよね。良いチーム作りの秘訣は何ですか。
今村:具体的な実務だと、毎日朝礼で全員顔を合わせるようにしていますね。
全員が何をしているか、現状どんな成果があるのかを毎日共有し、インプットして使ってもらうということは意識的にやっています。
スラックもチームごとにチャンネルがありますが、社員は全部のチャンネルに入ってコミュニケーションするようにしています。議論もなるべく全員巻き込んでやってもらうようにしていますね。自分がこの組織に合う人を選んで採用しているのもありますが、本当にいいメンバーが集まっています。
おふたりから見て、いかがでしょうか。
伊東:エネルギーPJTのみんなが向かっている方向が一緒で、話しやすくオープンなところが1番の秘訣だと思います。
チームが違っても全く壁がなく、仕事のこともプライベートなことも気軽に話せる雰囲気です。
それぞれの役割で結果を出しているメンバーの様子もよく分かるので、別のチームでも良い刺激をもらえ、お互い切磋琢磨できる所も良いと思います。
清水:まだ組織が階層になっておらず、みんなフラットでいられることが大きいと思いますね。
地方拠点のメンバーもいますが、全員が集まったときには必ず食事に行ったりしています。
「エネピ」や「グリエネ」のサービス愛が中心にあるから、前向きな組織をつくれているのではないかなと思います。
今後のチーム作りにおいて、課題はありますか。
清水:今はまだ他に比べて組織が小さく、今村の振る旗が目の届く範囲にあるのですが、人数が増えて今村の旗が遠くなり、間に別の旗が立っていくような組織になると、今のやり方では難しいかもしれないなとは感じていますね。
今村:私もそう思います。組織が大きくなっても、個人とチームのパフォーマンスをしっかり出せるようにするのが今の私の課題です。また清水や伊東が、自分たちと同じようなパフォーマンスを出せる後輩を育てるリーダーやマネージャーになれるかどうかも、もうワンステップ上がる時の重要なポイントだと思っていますね。
課題が多い業界だからこそ、サービスを大きくしてもっと価値提供したい
組織の今後の展望について教えてください。
今村:組織としてもメディアサービスとしても、より大きくしていきたいです。まだまだ業界には課題があるので、ユーザーやクライアントに真摯に向き合える環境を作るためにも、エネルギーPJTが事業部にできるくらいにはしたいと思っています。
新卒も含め、メンバーみんなが楽しんで仕事できるような環境を作り、もっと仲間を増やしたいですね。
クライアントの方々からは「顧客が増えた」という喜びの声をいただき、お客さまからも「今までより安くて良い業者を見つけられた」という嬉しいお言葉をたくさんいただいていますが、まだまだサービスを知らない方が多いのが現実です。
もっとたくさんの方に知ってもらい、価値を提供していきたいと思っています。この業界ではオンリーワンのプロダクトとなっていますが、さらにサービスをアップデートしいくことで圧倒的なNo.1を目指していきます。