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BUSINESS
じげんのビジネス

じげんの新グループ会社 ミラクスが目指す「笑顔で満ち溢れた末来」へ向けて、踏み出した第一歩

03.25.2021

昨年9月のM&Aにより、新たにじげんグループとなった株式会社ミラクス(以下ミラクス)。2021年1月にHITOWAキャリアサポートから名称を変更し、新たな一歩を踏み出した。今回は、じげんの執行役員でミラクスの代表取締役社長の天野と、取締役の小野寺が対談する。社会課題ともいえる「介護・保育・医療」領域へ本格的にじげんグループがチャレンジを興していく。ミラクスに生まれ変わった経営陣が描く未来とは。

痛みも伴うが「1番良いカタチになった」そう思えるM&Aだった

ミラクスのビジネスとおふたりの役割を教えてください。

天野: ミラクスの前身、HITOWAキャリアサポートは、介護・保育・医療に関わる人材紹介や派遣サービス、ベビーシッター事業を運営しています。新名称「ミラクス(miraxs)」は、未来を創るから“mira”、MAX・EXPERIENCEから“x”、SUSTAINABLE・SMILE SUPPORT(旧サービス名称)から“s”を取り掛け合わせ、新たに掲げるコーポレートメッセージ「満ち溢れた未来を。」を象徴しています。これまでスマイルサポートの精神とサービスで築いてきた皆さまとの信頼関係を次の世代へ紡ぎ、より良いサービス価値体験を提供し、この社会の未来を笑顔で満ち溢れたものにしていきたいという思いを込めています。

ミラクス介護」・「ミラクス保育」・「ミラクス看護」※1の3サービスにおいては各業界に従事する有資格者と運営事業会社のマッチングするサービスの運営に加えて、各業界に精通している経験豊富なコンサルタントが全国に在籍しており、クライアントと求職者を人の力でマッチングさせてきました。もうひとつ、ベビーシッターサービス「miraxsシッター※1も手掛けており、25年以上実績を重ねながら子育て支援も行っています。私は代表取締役として経営責任を担っており、投資領域・経営企画・デジタルマーケティング領域を管掌しています。

※1 2021年1月にサービス名が変更となりました。
ミラクス介護:前 スマイルサポート介護
ミラクス保育:前 スマイルサポート保育
ミラクス看護:前 スマイルサポート看護
ミラクスシッター:前 わらべうた

小野寺:私は取締役として、2事業部の実務執行側を管掌しています。天野とはCEO、COO的に役割を分けています。人材事業・シッター事業両事業をまとめた営業部隊を管掌しています。

2020年の9月に、じげんとのM&Aが発表されました。それまでどのようなストーリーがあったのでしょうか。

小野寺:個人的な話になりますが、大手人材派遣会社に入社して以来、人材領域に携わって20年になります。実は20年の中で、M&Aを数回経験しています。理由も各社でさまざまでしたので一概には言えませんが、今回のM&Aは1番良い形になったと思っています。自身がプロジェクトの責任者として立ち回るのは初めての経験でしたが、締結までの期間は、いろいろな意味で、とても刺激的な時間でしたね。

どのように刺激的だったのか、もう少し具体的にお聞かせいただけますか?

小野寺:まずはじげんという会社のポリシーを初めのタイミングから強く感じていました。
数社からオファーがあった中で、仲介を通じているので社名は分からなかったのですが、ずいぶんと細かい数字や痛いところをズバズバと突いてくる会社があるな、と思っていたのがじげんでした(笑)。分析ということに対して一切妥協をしていない。細やかな数字の見方、多角的な捉え方、中には厳しい指摘もありましたが、勉強になることの方が非常に多かったです。天野ともコミュニケーションをとり始めてからも早々に、「今後この人とは長く付き合うかもしれないから、誠実に応えなくてはいけないな」と感じたことは、今でもよく覚えています。

また、譲渡する側として一番スムーズなゴールは同業への譲渡だと考えていました。そうであれば、「マーケットの痛み」も共感してもらえますからね。でも、じげんは違いました(笑)。それでも、事細かなプロセスがあったからこそ、今はそれが自信となって心から良い事業譲渡だったと思えます。

株式会社ミラクス 取締役 小野寺

一方で、天野さんはどのような印象をお持ちでしたか。

天野:「このM&Aが決まったときに、自分がこの会社の未来を背負うのだ」という意気込みで取り組んでいました。やるからには、必ずバリューアップさせる。だからこそ、自分の気になる箇所はかなり細かく質問していたと思います。色んな人がこのプロジェクトに関わる中で、小野寺ら責任者たちから「事業を良くしたい」という想いが随所で伝わってきていて、その気持ちに応える形で私も全力で向き合っていましたね。M&Aは、色んな動機で検討される方が多いのですが、今回は彼らの事業進化に対する熱がエンジンとなっていたと感じています。

「事業をよくしたい」という想いがあれば、自ずとチームはできる

M&Aが決まってから新しいスタートを切ったおふたりですが、どういったプロセスで今のチームが形成されていったのでしょうか。

小野寺:実は当時、これまでの経験から、引継ぎが終わったら私は退任するものだと勝手に思っていました。しかし、契約締結後の初めての面談の際に、天野から「小野寺さんが必要なので、側で支えて欲しい」と、言われたことで覚悟が決まりましたね。
「とりあえず、引継ぎ終わるまで頑張ってよ」と言っている人と、そうじゃない人の違いは伝わるものです。「まだ、頑張っていいんだな」と思えたこと、その日まで、半年間毎日のようにメールでコミュニケーションをとっていた天野と初めて顔を合わせることもできて胸をなでおろしました。

天野:小野寺は、「事業を良くするために」じげんを選んでくれたと思っています。M&Aにチェンジマネージメントはつきものですが、私はそれだけが最適な手法とは思いませんでした。誰よりも事業のために動き、情熱を持っている彼らにこれまで培ったことを活かしてもらい、共に事業を良い方向に向かわせていきたい。そんな想いから、小野寺と、彼と二人三脚で推進してきた事業部長と共に一緒に新しいスタートを切ろうと思ったんです。

株式会社ミラクス 代表取締役社長 天野

これまで培ってきた現場力とじげんのマッチングテクノロジーで、業界へ新たな価値を提供する

じげんと一緒になって、社員の皆さんの反応や変化はありましたか

小野寺:M&Aが発表されてからは、なにより従業員を不安にさせないこと、しっかりとメッセージを伝えることに気を付けていました。「じげんと一緒になることは未来に対する戦略。これまで描けなかった未来を創っていける」そんな話を経営陣から強く伝えていきました。
私自身は、これまでのトップダウン型の営業マネジメントを変え、ボトムアップ型にシフトさせています。そうしたことで、従業員からの発信力は格段上がりましたし、なにより、社内の雰囲気が今までと変わってきたように感じています。そこはM&A以後の良い発見ですね。

天野:「じげん流」と言われるところでいくと、これまで月1だったレポーティングを週2に変えて、フィードバックの頻度を上げる体制に変えましたよね。

小野寺:そうですね。PDCAサイクルのスピード感をあげていくことで、現場で起こっている変化への対応力や先読みする力が一段も二段も引き上がった実感はあります。私も営業経験が長いので、どうしてもセールスメンバーには厳しくなりがちです。それは「上からの投資」に対し「しっかりと返し、次につなげる」ビジネスの当たり前を実行することにこだわりを持っているからです。

じげんの「集客力」を生かすのは我々営業の仕事。これまで以上に営業オペレーションを磨き込みながら、これまで見られなかった新しい世界を社員たちと共有していきたいと思っています。
彼らには今まで以上に量とスピードを求めることにはなりますが(笑)、これまでとひと味違った「仕事のやりがいや成長」を通じて、事業や自身の可能性を広げられる機会をたくさん創っていきたいですね。

ミラクスになって、今後どんな未来をつくっていきたいですか

小野寺:コロナ禍の影響もあり、物理的な距離を縮めることが望まれない世界になりましたよね。じげんのメディア運営のノウハウや、マッチングテクノロジーをはじめとするITのノウハウを取り入れ、ミラクスが関わる介護や医療の業界でもサービスのDX化を推進していきたいと考えています。
そのためには、これまで培ってきたミラクスの強みでもある、全国に拠点を置き、「施設の現場での状況を、ベテランコンサルタントが自身の足で通って目で見て把握している」という点が、成長のレバーになるはずです。

天野:メディア運営に関しても、より多くの人の目に触れて活用いただけるように、じげん流のマーケティングノウハウによって、徐々に効果が出てくると考えています。求人情報だけではなく施設の現場や、求職者のことを専門的に知っているメンバーの知識や経験を活かしたコンテンツ創りなどにも力を入れてきたいと考えています。「求職者も、クライアントも、すべてのステークホルダーが使い倒すメディア」に成長させていきたいと思っています。まずはオペレーション改善など足元を整えることからスタートしていますが、今年からは、従来の事業の枠にとらわれずに新たな成長曲線を描くための投資をしていきたいと考えています。

ミラクス従業員だけではなく、求職者やクライアントをはじめとする全てのステークホルダーが、じげんグループになって良かったと思ってもらえるように、「業界やサービスをよくする」「会社や組織をよくする」ことに、全力で取り組んでいきたいですね。


(左)
株式会社じげん 執行役員
株式会社ミラクス 代表取締役社長

天野 孝則

新卒で株式会社リクルートスタッフィングに入社後、2016年7月に同社退職。株式会社じげんに入社。
グループ会社 株式会社ブレイン・ラボに兼務出向。2017年10月に同社代表取締役社長に就任し、2020年7月に同社の代表取締役社長を退任し、株式会社じげん執行役員に就任。2020年10月より株式会社ミラクス(旧HITOWAキャリアサポート株式会社)代表取締役社長に就任。

 

(右)
株式会社ミラクス 取締役
小野寺 記一

2000年から2014年に株式会社スタッフサービスに在籍。同社退社後2014年に長谷川キャリアサポート(後にHITOWAキャリアサポート)に入社。
2019年に同社代表取締役社長に就任。2020年10月からじげんグループに参画し、株式会社ミラクス(旧HITOWAキャリアサポート)の取締役に就任。

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